室外機がキリキリと夜を同期する 離れ離れに供給され続ける室内が消費されゆく 暑くるしい窓の外を金魚鉢が覗く アスファルトはいまも熱を溜めて うごく綿毛のようで猫 緑はむせ返るほど呼吸を繰り返し 風がそれぞれの終わりをかき混ぜるから 夏の表面は溢れ…
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