朝ノオト

空想に遊ぶ

日記

1/9 晴れ

14時過ぎに起きた。昨日は遅くに帰ってダラダラしていたので3時ごろに寝たのでこうなる気がしていた。無理をした日は興奮して1日を長引かせてしまいがちだと思う。大抵はサボりすぎて最後に帳尻を合わせるために徹夜なんかをして、あるいは精神を思い切りすり減らして集中して、1日分の仕事をこなして、次の日をフイにするということを繰り返している。

本当は僕がこなせる1日分の仕事量なんていうものは大したことがなくて、それが認めたくがないために無理をして、これなら受け入れられるっていう仮のの仕事量を実現しているだけだということはわかっているけれどまだ辞められそうにない。本当にダメになってしまう前に、黙々とパワーアップをしていくしかない。

ブログを書くことだって同じことでしかなくて、僕は書くことはすらすらと出てくる性質だけれどキーボードを前にするとタイピングのことで頭がいっぱいになって、思考する余裕がなくなってしまうからうまく書けないし、それが億劫で書くことをやめてしまう。あと、光る画面を見ながら書くというのも好きでない、ノートに書くのが好きだ。指先から文字が出来上がっていく感覚は好きだし、だんだんと埋め尽くされていくノートを見るのも楽しい。指が動くに連れて絵なんかも描きたくなるリズムがやってくるのだけれど、手書きならそういう欲求も受け入れてくれる器だから好き。でも好きだからといって、いつでも書くわけでなくて、自分の部屋のデスクに座るのが寒かったり居心地が悪かったりして好きでないから、結局書く機会は減ってツイッターばかり触っている。

僕は意志の弱い人間で、目の前のことにばかり意識がいってしまう人間だから、相応に可愛がっていかなければいけない。そういうことをよく考えて、行動していかなければならない。そうでないと金魚鉢の魚みたいに死んでゆく、人間だからゆっくりと。ゆっくりとよくなくなっていくことは辛いので早急にしないといけない。

僕は転がっていく石ころみたいなものだから、願うところにうまく転がっていくようにしないといけない。

朝起きると、口をゆすぎたくて仕方ないから顔を洗いにいく。コーヒーが好きだからコーヒーを飲む。歯磨きは嫌いだから、うだうだする。これは良くない。電動のやつを使うようになってからましだけれど、まだよくない。コーヒーとの位置関係がよくない。コーヒーの幸せの前後には歯磨きはふさわしくないから、朝をもっとゆっくり過ごすべきなのだと思う。コーヒーを飲んで、ご飯を食べて、散歩して、シャワーを浴びて、歯磨きをする。これが良いのだと思う。

散歩は毎日する。一時間くらいする。家の近くの河川敷を歩く。人がいない時間はとても良い。たいてい水面は静かになっていてキラキラ光っている、向こうに町が見えて近くには芝生とコンクリートの道、あと動く体の感覚がある。これはとても良い。

僕自身も風景になった気がして、周りに人もいないし、体は自由に動く、踊ったり走ったり歌ったりできる。こういう時間が僕はとても好きだ。だから毎日やっていられる。

しかも散歩の後はとても良い気分になってやる気が溢れてくる。

でも散歩に行くまでの心の勢いをつけるために、僕は太陽が落ちてしまうまでの時間を要してしまうので、散歩に行って元気になった頃にはもう寝たほうが良い時間になっている。夜までかかるのは誰もいない時間を待っているからだと思うので、誰もいない朝の時間を僕は見つけるべきだと思う。

だからさっきの歯磨きのことと合わせて朝に散歩に行ったらいいのだと思う。

朝の儀式が終わって、シャワーと歯磨きを済ませたら。香水を一振りして、僕は僕の部屋に行くと良い。あの匂いが自分からすると、僕はシャキッとした気分になって落ち着く。ちょうど髪を整えて、綺麗な服を着て玄関を出るような気持ちがする。だから香水は好きだ。そんな匂いをまとっていれば、僕の部屋はちゃんと僕のものになるはずだ。今のところ夜しか僕にとって親密ではない部屋だって。

夜は万能だ。輪郭が曖昧になって、ちょうど酩酊した時みたいに自分の姿が溶けてゆく気分になるから、心はかなり自由になる。僕は僕を愛せていないから、夜にすがってしまっているのだと思った。僕は僕と夜を愛したい。でもそれはちょっと時間が必要なことなので、あまり夢中になってはいけないことだ。

夜なしに僕が部屋を好きになるために、香水を使おう。温かい飲み物も必要だと思う。出来るだけ冷めない入れ物を用意して、十分な広さを持った机の上に置いて過ごそう。一時間ほどが良いと思う。一時間もすれば調子が出てくるから。その勢いがあれば、外にだってちゃんと出られるから。

一時間ほどの部屋での時間を使って、僕は少し書いて、1日の予定を考えて、追いかけられないように準備する。追いかけられるとうんざりして、疲れる一生懸命に頼ってしまうので、一人でいられるうちにやっておくほうがいい。毎日一時間だって、僕は僕のためにちゃんと時間を使えているかさえ怪しいので、これだけでもかなりすごいことだと思う。さらにここから1日が始まっていけば、大げさでなくて僕は人生を三倍くらいにできそうな気分がする。

僕は毎日こうやって1日を始めれば、なんとかやれそうな気がする。最近ちゃんと1日を始めることさえできていない。本調子じゃない気がしてぼんやりしていると1日が終わっている。それでも日常がなんとかなっているのが不思議だけれど、僕は1日を始めることをもっとちゃんと考えなければいけなかった。器用な人間ではないので、1日の始まりでつまづくと、そのままうずくまっている生き物でしかないことを認めるべきだ。もっとちゃんと可愛がろう。

1日を始めたら、ちゃんと終わらせることも大切で、1日の終わりも僕は僕の部屋で一人になることにしよう。布団の中でなくて、椅子の上でちゃんとゆっくり過ごそう。布団の上は不思議な空間で、子供の頃の遊びみたいに、ここはバリアって安全な気分になって、時間から逃れられている気分になって楽しくもなくそこでやり過ごしてしまう。ぬるい自傷みたいだとも思う。アンニュイは十分楽しんでおいたので、こんな可能性もキッパリ捨ててしまえる。

楽しい夜を計画しよう。お風呂に入って、歯を磨いてを済ませたら、少しだけミルクを入れたカモミールティーを持って階段を上ろう。椅子に座ったら、こうあったことを思い出して書こうとしてみて、それには紙がいいか、パソコンがいいかを考える。どちらでもいい。どっちかじゃないといけないなんて考えるからしんどくなる。この時間は自由な時間だから、透明なままがんじがらめにならなくても良いから楽しめば良い。そんなことを考えながら、明日をどうしたいかも心に浮かべておく。夜の自分と朝の僕は仲が良くないと思うので、うまくいかないこともある気がしているけれど、毎日続いていくことを感じておくことも大切だと思う。1日1日に燃え尽きてベストを尽くしすぎる、カッコつけてしまう癖があるので、夜と朝をつなぐ訓練を毎日しよう。

飲み物がなくなった頃に、僕はどうしよう。今がちょうどその時。いつも今の瞬間のことになると僕の想像力はこわばってしまう。きっと温めておいた布団に入ると良いのだと思う。一時間ほど前の自分がそうしておいてくれた。ここ何ヶ月かの習慣。とても嬉しい。スマホは手の届かないところにおいて眠ろう、僕の心は強くない。枕元のスマホを我慢できないくらいに弱いし、同時に暖かい布団から起き上がってスマホを取りにいくことができないくらいに弱い。暖かいところでは眠ることくらいしかできないくらいに単純だから、とても良いと思う。スマホなしに朝起きれるかなんて心配はしなくても良い。ちょうどいい目覚まし時計を僕は持っている。設定時刻は8:30にしておこう。

とても良い。とても良い感じがする。1日の始め方と終わり方を考えることができた。明日の僕はきっと喜ぶと思う。それに3000字以上も書けた。今日はとても良くできた気がしてくる。うまく1日を終えることができたので、もう寝よう。おやすみなさい。