「composition #4」
滑らかに風が吹いていますから
静かに水を注ぎます
とうとうと
昼下がりのことを考えて
いくつかのケーキなど
ランプの明かりはまだ明るい部屋に混ざってゆきます
ひと呼吸おいて、皮膚をさわります
なるべくながく在るように
からまりを眺めて
屋根の下に惚けて
ときに空腹を飲み込みます
かけたマグ、うなる風、木肌はいつしか汚れて
腰掛けて、皮膚を撫でます
なるべくおおく在るように
ひろびろと退屈が湧いていますから
よく息を吐きます
とうとうと
まだみています
うごくものを
すぎたものを
みすごして