「compsition #6」
先端で刺して、貫いて
塩気を帯びた汁
境界面は遊離した
回転扉でかき混ぜられて、振り回されて
みな散り散り、さようなら
痛みはソリッド
それゆえに同期する
ここは耳、ここは腕
おまえはいずこ
わたしが痛い
指が震える
肉体を代表して震えている
危うい表面を知らせている
不可逆の恐怖と喜びに悶えている
また柔らかい袋が貫かれて、浸潤する
朗らかな運動、不可逆の
ある色彩と味覚で以って
この時点が発光したのである
先端で刺して、貫いて
塩気を帯びた汁
境界面は遊離した
回転扉でかき混ぜられて、振り回されて
みな散り散り、さようなら
痛みはソリッド
それゆえに同期する
ここは耳、ここは腕
おまえはいずこ
わたしが痛い
指が震える
肉体を代表して震えている
危うい表面を知らせている
不可逆の恐怖と喜びに悶えている
また柔らかい袋が貫かれて、浸潤する
朗らかな運動、不可逆の
ある色彩と味覚で以って
この時点が発光したのである