朝ノオト

空想に遊ぶ

「悦びは星」


物言わぬ小さなハエトリグモがいつしか一回り大きくなって、パソコンを眺める私の視界を往く

生垣だと思っていた緑にびっしりと金木犀が薫って、雨上がりにはアスファルトを染めていた

私には関係がないが、なにもしていないが、私はみているから、遠くにでも、そこに悦びが浮かんでいる