朝ノオト

空想に遊ぶ

「Second」


ページをめくれば何か書かれていているはずだと思い始めたのはいつからか

 


次へボタンを押せば、あるいは押さなくても自動で、始まるものたち

 


歩けば疲れる、買い物せねば冷蔵庫は空のまま、ここにもホコリが溜まるし、選ばねば得られぬ、咳をしても1人

 


日が落ちてもまた昇ってくることよりも大層なことをやろうとしている

思考はくるりと巡るが、前方の先にはさらに前方がある

 


寝て覚めて、速度の果てに知っている

密かに抱きしめた答えが、問いとして嗤う

 


(少しだけ沈黙する、誰にもわからない温度で)

 


当然、わたしも嗤う、思い切りに嗤ってやる