2020-11-23 「蒸気機関」 毎日の詩 空腹、ゆえに指先は冷える 飢えてはむしろ空洞から嗚咽しそうになり 肉体は燃焼を続けたがっているのだと知る 眠れば忘れてくれまいか、眠れば止まってくれまいか 床に就けど、なお昂る体は射精する この運動は繰り返す この鼓動は繰り返す この乖離は繰り返す