朝ノオト

空想に遊ぶ

「蒸気機関」

 

空腹、ゆえに指先は冷える

飢えてはむしろ空洞から嗚咽しそうになり

肉体は燃焼を続けたがっているのだと知る

眠れば忘れてくれまいか、眠れば止まってくれまいか

床に就けど、なお昂る体は射精する

 


この運動は繰り返す

この鼓動は繰り返す

この乖離は繰り返す