朝ノオト

空想に遊ぶ

「アンプル」


ぐいと体を伸ばして黄色い薬を破ります

はじけたら、はじけたら

 


喉の奥から音が這いずり出てこようとしているが不在で、エモーションが多く押しのけて現実がすし詰めです、むちむちのスカスカなおよそ2分間が断続的に夢中で、今は踊りたい肩がが拳が首が引っ張られて、音が聞こえるから元気よ、止まっても脳みそはサイクロンぐるぐると回るのを感じるから止まらないでいる、胸を張って息を吸うだけでそれだけで冷たくて気持ちいい指先まで広がってゆく、アンプル

 


すこし経ってから、くたびれた花瓶の前で、もう一度背筋を伸ばした

わたしは人間、繰り返す