2021-04-17 「曖昧な影」 毎日の詩 揺れる船、加速する日々から観測 例えば一つ花を抱く昼下がりの君の姿がぶれるぶれるぶれる、膨らむ像から見た色を見ている、パレットの一点、すばらしい混ざり 眼鏡(きみは似合わないと言った)を磨いて覗き込みますが、科学の通りには見えぬようです 寝ても覚めてものその間の合間、銀面、遊歩道を流れる水に見た 凪いだ水面も映れば掴みえぬ影 藁をも掴みたいな必死の顔は可愛くないが ふらふらと歯を磨く体であれば希望にとって良いかしら