2020-09-05 「フラワー」 毎日の詩 あるいはキノコ雲 ピカッと光ったときは 熱かった もわっと、粉まみれ そういうときはとても悲しい イライラと、ニコニコと 人生は続いて かしわ、といえば唐揚げ いつだってうまい 酷すぎる跡が残ってしまった だから時々泣いていた 全ての悪意をわかっていたのかもしれない 人が死んでしまったニュースに涙を流し よくわからない人から消化器をたくさん買う ピカッと光ったときは 熱かった 取り返しのつかない速度の中で 食べて食べて、主に生きて 機嫌よく、たまに怒って、 また食べて、気づけば死んで いつしか連なった