朝ノオト

空想に遊ぶ

2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「our age」

365 2021/07/07 滞留して腐ったはじめましてがいよいよ街に積もっている まだ知らない地図は白く書き換えられる中 かろうじて清潔な屋根の下に団欒と緑が生まれている 今年も本当に始まった梅雨が、これが最後だとよい喧騒に蓋をした 雨が降っているが、まだ…

「/ age」

364 2021/07/06 そそそ世相に位相して デジタル吐いたバグ、ちょっとloveだったかもね もう見逃して、もの忘れて、そういえばNow Oh メーデー、漂流して、おや迷々 ここはどこ 波波波、はもう飽きたわたし どちらかと言うと海にいたいわ、お魚さん Oh ヒュー…

「野生のドレス」

363 2021/07/05 生まれたわ、わたし、また、水にかえします また一度、また一度、また一度 晒して、晒して、晒して、仄かに光る可能性、溶けたベイビーちゃんたち 「暗い詩を書いている場合ではなく」 「明るい未来が待っていることを歌いましょう」 たとえ…

「be proud」

363 2021/07/04 おれは加害者として生きる、をする 心が弱く、人のせいにするのがうまい それをしているとつまらなくなってしまって、つまらないとさらにしょうもないことをしでかし続ける おれは加害者 おれは選ぶし、行動をする 望むと望まざるに関わらず…

「桃の季節」

362 2021/07/03 桃の季節がまたやってきました おいしい桃があちこち並んで あいも変わらずかわいい果実、ぜんぶ買いたい 丸くて、やわくて、産毛で、桃色 きみは本当に変わっていなくて、とても好き 去年も好きだったし、一昨年も好きだった、たぶん、来年…

「案外、大人になれない」

361 2021/07/02 朝は早起きして散歩する その足でジムに向かって汗を流したら、シャワーを浴びて、朝食をとる 淹れたコーヒーを片手に本を読んでゆっくりしてから仕事を始める という計画を紙に書いて壁に貼ったりしているが、夜はなんだか眠れないし、朝は…

「白い布と徘徊」

360 2021/07/01 はじめまして、このような格好で すっぽりと被る白い布であって、別にシーツではなく 清潔であって、もう少し恐ろしい布であります はじめまして、すがたかたちはありません すっぽりとかぶる布であって、別にそれだけでよく 潔癖であって、…

「クロール」

359 2021/06/30 肩の先、断片、鳥が啄んで 息継ぎをするあなた温かいところへ 乾かしてみたい いつか躯体を いつか指を 囀る鳥が何かを言っている彼方(あなた) 飛沫に溺れ泡を聴く此方(こなた) 振り回して積もらせて戻ることのない アルミニュウムの輝き、肌…

「怒り」

358 2021/06/29 am2時 始点・→ 怒りがはじまる 負い目とphysicalを置き去って失踪 脊梁の青々、未明して直行 敢然と懊悩、からの嘔吐 倦まれ変わる異形を渇望して、怒、do、怒怒 継続 と夜明け、鳴って → まみれ、崩れ、横転ゆえに進展するような清潔 呼吸が…

「緑 into the house 浸交」

357 2021/06/28 ものいわぬ得体の知れぬ生き物のこと 眠り目覚めるときに伸びている指先はどこに向かうかわからないまま たとえばあなたが白い壁だとすると、植物は緑、当然に這ってゆく、余白として 蟻が砂糖に群がっている 肉が腐る、道に罅(ひび)が、部屋…

「海月」

356 2021/06/27 川 流る しろい しろい 累、累、累 無為、、滞留/死? の水景 光る汽水 浮遊は覆い尽くす、静謐は押し潰すこちらは果汁として 水面の彼岸、関係はないが考える 白く膨らむ夏の色 肌に触れると溶解し水景 対流に遊ばれる肢体 夕闇、群れ描く斑…