2020-08-28 「PHYCHO」 毎日の詩 心ないひと、心ないひと 食んだ季節の果実 夏虫の騒ぐ夕ざりに 鳴り続ける鼓動は単調 生きているもの、生きているもの 黄色いところが閉じてゆく 街は暮れ、行き交い、はぐれる 線路がスウっと切り離す 覚えず、冷えた紅茶を飲み干す ドアの外では干からびて足を閉じて カラカラと風になびく 淡々と、心ないひと 同じ声を鳴らして 淡々と、心ないひと 同じ色を鳴らして 淡々と、心ないひと 同じ心を鳴らして