2020-09-07 「透明」 毎日の詩 わたしのじかん 腕をこうして、足をこうして 頬の肉を引き上げて、眼球をあっちへ向けて それは箱の中 列柱、終わらない祭壇 日中、実らない会談 いぐぞーすと、いぐぞーすと 透き通っても 命軽くない 晴れた土に擦れて剥けた心 勝てない間断ない関係ないイデア 咆哮して、隣人が気づかぬように 白い昼間、白い昼間、隙間ない 応答して、人間を失わぬように 広い理性、広い理性、ここはまだ