2020-10-29 「黄色い石」 毎日の詩 (てん、ててん、てん、てん…) 近ごろの日々は泡ですと 残った匂いを思い起こす 点滅する街の明かり、意識なき声は今日も夢のようです 足取りは確か、誰(た)が何を見て てん、ててん、てんは黄色い石 踏みしめるは、やけに黄色く この日々は拍動ですと 続くことが分かっています 忘れな草はどこに咲き、溶ける刹那はまどろみの此方です (てん、ててん、てん、てん…)