2020-12-12 「部屋の壁と」 毎日の詩 あれに似ている これに似ている で人生が埋まっていく 見慣れてゆく あなたが街の明かりを一つ一つ数えて人を描こうとしているから、わたしは部屋の電気を消して紙を見る 何もないのに、何もないのに 何かを見ようとしてしまう 呼吸がはね返る、生温かい 呼吸がはね返る、生温かい