「デッドライン」
夜はふけてゆく
私たちが生きているまま
夏に死んだ友達
冷たい風が皮膚越しに心臓を撫でる
食べ過ぎて苦しい、
私はいつか終わる、きっとこの吐き気でなく、この夜でもなく、たしかに、そのうち、いつだか
遠く、あるいは近く、白い壁にもたれかかる
忘れることなく、その実は想いを寄せる
いつも時が過ぎてゆく
少し眠たいまま、お腹が空いたまま、ぽっかりを抱えたまま
世界と肩を並べて歩けない、違う速度で回っているから、とても寂しい思いです
白くてサラついた感情について温度をみます
触れる細胞に、渇望に似た焦燥をもたらす質感
これは胸にあって、重力だけを受けて落ちてゆきます
これは胸にあって、重力だけを受けて落ちてゆきます
これは胸にあって、重力だけを受けて落ちてゆきます