朝ノオト

空想に遊ぶ

「点描」


よるよる、毛ののびる

泡の時間にぬるく風ぬれて

生き物のあくびが集まってうかぶ

 


四角い足でたって

冷たいところを触ってまわる

月明かりに影の形を変えてあそぶ

 


天井がうすくて波うつ

おまえがぼんやりする間、物語がうまれる

まっすぐの視線は飛沫を抜けて点を掴んだ