2021-03-09 「点描」 毎日の詩 よるよる、毛ののびる 泡の時間にぬるく風ぬれて 生き物のあくびが集まってうかぶ 四角い足でたって 冷たいところを触ってまわる 月明かりに影の形を変えてあそぶ 天井がうすくて波うつ おまえがぼんやりする間、物語がうまれる まっすぐの視線は飛沫を抜けて点を掴んだ