体液の沸騰した蝸牛の動き回ること 空気に耐えない鳴き声をまた虚にして甲殻は重くなる ついに手も足も出ず吊られる 食欲の中に空間がある それは視覚というよりひとまとまりの時間であって 現在から分岐する力線を持っている ゆえにさまざまな可能性として…
開放的な気分になって風邪をひく 私でないものには、この体が弱い 温かい風呂に入る、いつしか鼻血が湯に溶ける 広いベッドに寝て、腰や首が痛くなる 私は健康で快活な青年とされていて、希釈された暴力に晒される 私は落ち着いた生き物とされていて、抽象的…
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