朝ノオト

空想に遊ぶ

「雑貨」

 

大きな窓の明るい食卓

用意された昼食みたいにくり広がる歯並び

その楽器みたいな気まぐれが大好きだよ

 

冷凍保存した歓声を眺めることはしないで

音や光、太陽や虫、腐るものや形態と連れ添って死なないで

あなたは白熱球の生き残りで本当に熱い光

 

この空の下の昼の場所は一番安くて透明のもので出来ていて、硝子より熱くて速い

 

卵をいくつ食べても足りなくて

心ゆくまでタイルを撫でたい数えたい

古い椅子と夕風の入る台所から庭に出る

枕の上で、わたしは身軽である

 

チョコレイトの馬に乗って

どこに行けば良いかわからなくなるほど私たちは

週末にはちょっとむずかしい映画を見よう