2021-03-05 「眠い花」 毎日の詩 窓際、レースのカーテン 光解け、壁が白い たっぷりと溜まった水 それがゆれるところに飾られて眠い ここにいてわたしとてもきれい 聞こえるような見えるような静けさがある 絶たれた葉脈はまた少し吸い上げる 時は頭をもたげていって眠い (あなたたちの知らない色で光る) (花瓶の中、枯れていく腐ってゆくことは翳る理由にはならない) ここにいてわたしとてもきれい