2021-04-25 「グリコーゲン」 毎日の詩 なにか灰色ばかりの、そのような時分です 街は逸り、生態は逆流、わたしとて疲れたりす 睡眠不足は頭をぐいと鈍らせて、深く息を吸えば肺が鳴っている 回る針、傾く影、翳る窓、くすむ机、傷ついた眼鏡、日々があり 星空に絵を描いて、明日の朝ごはんを考えて、花を飾って、週末の予定を立てて たくさんのまじないの上でぼんやりしていたりします からだがあります わたし、ラムネ菓子を頬張って 冴える脳の生き物です 想いを込めて、想いを込めて そしてグリコーゲンで走る生き物です