おまえのあまりに鋭利な退屈と言葉は おれの心臓にだけ向いていればよい いつでも人に流れる温度を思い出させよう おまえのあまりに純真な疑いと絶望は おれの目玉いっぱいに注げばよい 空気にさらされねば果てぬなら、この目で おまえのあまりに美しい、朝…
もう少し歩いて あのビルの影を越えると眼前に、出会うから 空に溶けるかつて広告塔だった躯体 果てない青の深さに、わたしがいつも望んでいるみたいに乱反射する あの体は光の中で重さを失ってゆくのだと思う 金属と構造、時間の中に静止する体は傾いてゆく…
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