朝ノオト

空想に遊ぶ

「描かれる花」


ないかもしれない太陽に開いてゆくからだがある

 


想像の赤青黄色は命の目的をなおも語ろうとする

明るい日のことを覚えている、目を閉じても満たしてくる昼間を

 


赤い花か、小さい花か

もう咲いている

咲いているのです

 


ないかもしれない太陽のありか

微睡と焦燥、食欲に、温かい布を纏っている

そういうところから咲いている

描かれる花