2021-02-17 「炭酸の夜」 毎日の詩 体いっぱいの疲れと 電気で温く乾いた風 幾らかの塩気のあるスナックと炭酸の 金曜日に並べ、詩情は死んだ 風呂に入らねば、風呂に入らねば 自動再生の動画に照らされながらじっとしている 風呂に入らねば、風呂に入らねば 言葉はない この寒い夜にあって、アイスを食べたい気持ちをあなたは宮沢賢治に寄せた 風呂に入らねば、風呂に入らねば いくらか腹の膨れても 今はこれだけである