朝ノオト

空想に遊ぶ

「ミラーミラー」

 

映る、光が映る映る

空間が、ここ、ここは

行き交うものはとくに何も言わない

照射する、こちらを見ている

 

顔、顔、どんなになっているか触る

見る顔を見る顔を見る顔がつながっている

窓の外は暗い時間であるので

鏡の世界は濃密、濃密です

 

すべての光をただ跳ね返してるというが

銀面の下、いくつかのフィクションが差し込まれている

直進を続ける像と像が交差するところ

私たちが見る幽霊