朝ノオト

空想に遊ぶ

「talk」

遠くうつろな街の日で 知らない景色を重ねた 暮れる世界、色を見せて あれ、これ、考えてる おまえの足跡 時計を見ずに話してた 夜はいつまで終わらない 狭く渇いた部屋に居て 好きな曲を鳴らした 忘れるから、声を出して ときどき、考えてる 夢とか幸せ 意…

「compsition #9」

私が私 青い竜胆の傍に、橙のひなげし 月と太陽 積読と散歩 コーヒーと砂 朝焼けと後悔 夜のハイテンションと干からびたパン ヤバい中華屋と地下鉄 目的地と心変わり 揺れるものとステンレス 滑らかな肌と熱い石 汗と布 目と概念 言葉とマッス 心臓と感覚器 …

「practice」

毎日、やってもバズらんし 目隠し、削っても too noisy 諦観し、txtに閉じた拡張子 だから→→→→→→首スイング 快適なonomatopée ぐいんぐいん フィッシュは泳ぐ 張力で揺れる水、重いがswim 実際、自在、ダサい、ヤバい、今以上 明細ない未来は眠い、所在ない…

「morning」

起きて、カーテンを開けたら、いちばん良さそうなところに運ぶ 土を眺めて、必要そうなら、水をやる また新しい葉が出てきている 毎朝のこと、 なぜならおれは毎日めざめるので 青ドラセナはドラセナではないと聞いたが なら部屋にいるこいつはなんなんだ? …

「発覚」

街の往来に一滴、青を垂らした メトロは朝の速度を落とさずに 靴の下で、嘘が枯れている 顕在を示す光線が撒き散らされている 色はあるが音はない 素通りを通過して、無抵抗な家に及ぶ 食べ損ねた西瓜の水分は伸長し 明日の地中を過度に潤す 揺れる、敏感に…

「micro」

いぼいぼと 分たれていながらつながっており ときどき毛が生えていた 分節があったために、表面は自在に波打ち、翻った ひとつひとつはいつしか死して ひとつひとつはお前ではないか ひとつひとつはまたも生まれた 裂いたら、血が出るか汁が出るか 塩気があ…

「Exposition」

赤い祭りが輪転する 血々累々、湧く湧く これは祭りなのである 隆起、命にふさわしい形だ 見ろ! それは別の記憶 穏やかな波と空、そして風を映した眼球 見開いて踊って回って失って 嗚呼、正体不明 (爆裂、霧散、溶解、浸潤) なんとおおらかな形か 湧く湧く…

「地獄変」

東の町で青年が死ぬ 死因は詩 ひとひらの言葉に届かずあえなく早死に 詩を夢見たがため、早死にに遭う 夕、一番おおきな言葉を刻み 朝、一番ちいさなさな言葉を呟く 彼が倒れたのは、一番親しい言葉を届ける最中 故郷の雨に、彼が濡れず 憧景の途に、花は咲…

「compsition #8」

わおわお いぬまみれ、ねこまみれ、けまみれ あわただしい匂いの糸くず、大きめの 手を顔をうずめて触るような エクスペリエンスを知ってるかい 太陽、軽快にねじれ脳の中へ 眩しい!愉快!人類の神殿! ここから、永遠までそう遠くない が忘れる、すぐ忘れ…

「指先」

ずいぶん寝坊の土曜の昼過ぎはもう手遅れで 適当に作ったスパゲティはずいぶんしょっぱく、冷蔵庫には野菜がなかった 先々週ほど前に実家から届いた高い桃が冷えて干からびていたのは上手に剥けた 今日は着替えてもいないから 母からの連絡が億劫で既読をつ…

「透明」

わたしのじかん 腕をこうして、足をこうして 頬の肉を引き上げて、眼球をあっちへ向けて それは箱の中 列柱、終わらない祭壇 日中、実らない会談 いぐぞーすと、いぐぞーすと 透き通っても 命軽くない 晴れた土に擦れて剥けた心 勝てない間断ない関係ないイ…

「compsition #7」

明ける性、怪(かい)っ! 這い寄って、涙を舐めて 歪(わい)、何のために生まれて 何をして、悦ぶ 教えてアンパン 最も近い愛情を想像します それはさまざまな形態をとるので極めて可愛いです 埼玉県民が躊躇なく故郷を田畑と形容するのを聞くとき そこには運…

「compsition #6」

先端で刺して、貫いて 塩気を帯びた汁 境界面は遊離した 回転扉でかき混ぜられて、振り回されて みな散り散り、さようなら 痛みはソリッド それゆえに同期する ここは耳、ここは腕 おまえはいずこ わたしが痛い 指が震える 肉体を代表して震えている 危うい…

「フラワー」

あるいはキノコ雲 ピカッと光ったときは 熱かった もわっと、粉まみれ そういうときはとても悲しい イライラと、ニコニコと 人生は続いて かしわ、といえば唐揚げ いつだってうまい 酷すぎる跡が残ってしまった だから時々泣いていた 全ての悪意をわかってい…

「composition #5」

首の後ろに柔らかい毛玉を据える 並んだ感触が寝床を描いて 夢の味を思い出す あらゆる倦怠はどこからやってくるのかと言うことを考えたい それは前向きなことなである気がするから おまえは疲れているが、きっとここよりも良いところからきたんだろう 死神…

「composition #4」

滑らかに風が吹いていますから 静かに水を注ぎます とうとうと 昼下がりのことを考えて いくつかのケーキなど ランプの明かりはまだ明るい部屋に混ざってゆきます ひと呼吸おいて、皮膚をさわります なるべくながく在るように からまりを眺めて 屋根の下に惚…

「composition #3」

木、かたい木 伸びる平面 古くなった靴下の中の踵 跳ねる遊戯を続けている わたしたちはいつからかいつまで 花がある、やわらかい花が 腕に抱えている とうとい、とても、あやうくて 湿った土と森の中 か 室外機の風 正体不明の帰り道に 途切らせない うずく…

「composition #2」

浮かぶ電磁球 不快な部屋は四角く黄色く たどたどしく風を動かす 土、土がある 箱の外に 蠢くものたちのことを想像せぬままに 閉じた五感はあまりに潔癖症の風だ 私たちには足が多くない そして湿っている 浮かぶ電磁球 なおも不快

「composition #1」

新しいアスパラガス 白がうねる タイルのような艶やかさ ポトリとペンキが垂れて 金属でできた楽器と何匹かの鳥が 乾いた庭を満たしている 水面には小さな曲線が生えて 音なく時を刻んだ

「音になる」

星を眺めて 首をひねった そこに必ずある中心に13回転 したころに昨日の街がない 玄関開けたら まるでUFO 望んだことない世界 昨日話したことは忘れている かたい椅子の上で 居心地の悪さを感じているおまえ 骨を恨むか、あるいは肉 動きたいことを忘れて、…

「PHYCHO」

心ないひと、心ないひと 食んだ季節の果実 夏虫の騒ぐ夕ざりに 鳴り続ける鼓動は単調 生きているもの、生きているもの 黄色いところが閉じてゆく 街は暮れ、行き交い、はぐれる 線路がスウっと切り離す 覚えず、冷えた紅茶を飲み干す ドアの外では干からびて…

「在りき」

悲しみは途中で見失ってしまって、ただ動かぬ体が残っている ネッシーはいた あるページが今は確実に存在している 心惹かれる、そしてはかない出来事の記録が綴られて、結論づけられる 示唆を象形する 形なき形、存在に耐えない存在、心から溢る心 典型的な…

「ガンダム」

飛んでほしい鉄 あちらで、こちらで 飛んでほしい、動いてほしい、光ってほしい かっこいいから、面白いから、何にせよ 力学、機械、現実 置き去りにして飛んでほしい 物語はもう幾重にも開始しているから 本棚の上で、テレビの横で、あるいはベッド下の箱の…

「呼吸」

夏草のびっしり生える日差しのそばの わざわざひとりの部屋で出会う 笑顔でもなくとも耐えるあいだであれど あえてニコリととくずして話す 取り立てていうほどでない特技について やけに惹かれて褒めすぎてしまう 鳴く虫の場所などかなりどうでもいいが 迷わ…

「エモーション」

ほんものの激情をみて ほんものの激情を考えて ほんものの激情を想像して ほんものの激情を吐き出して そのとき、 どこにいて だれのまえで どんな姿で 何をいって どうやって体を動かしているか わかる? ほんものの激情があふれだす あふれでている、まっ…

「play」

かなり多くのことが今やどうにもならないから 歌おう、食べよう、踊ろう 多くは求めないから 今は欲しいままに それでもやさしく生きていたいから 楽しい感じで、笑顔みたいなラインを保って 忘れられないから 忘れようともしない わたしはまだ、もう少し詩…

「大きい魚」

くらいみずのなか 手当たり次第に抱きしめて掴む輪郭 たしかであって、濡れている 今日はおまえだとしている 喚いても描かない受肉しない ゆえに抱きしめられない 震える体表を想像する 子どものころ裸足で踏んだ蚯蚓のこと もういない人を思い出す くらいみ…

「冷凍」

息を止めて体を硬めて 机の向こう、笑うあなたを遠くに見る 肺は何を吸うか 錆び付いている、砂嵐のように粗雑な密度である 接触が、萎縮し、疲弊し、動揺し 温度がひとつ、奪われた 想像が、帰着し、飛躍し、動転し 温度がひとつ、奪われた 何も吸えない、…

「25」

夏の糸 細く瑞々しくのびゆく 絞り上げて透過する (透明な水にある色の濃い液体が一滴落ちる。たちまち液は雲のように滲み、明らかに濁らせる。不可逆の変化、密接な反応。これは避けられない影響であって、最後の一瞬の後悔の原因であったかもしれないが、…

「途」

パスタ食べたからさ 大皿で食べたから、もう眠いよ 日曜日の午後、変な時間 あんよが上手 あんよが上手 雀が跳ねて 訳のわからぬ 言葉を叫び 子どもは駆けてく あんよが上手 懐かしい友は 初々しい家庭で笑う へいTV 面白おかしい世界を見せて このソファか…